ライトセンサスってご存知ですか?
聞いたことのない言葉ですよね
でも、われわれ北海道民
特に稚内民にとっては とても身近で
場合によっては無視できない問題への取り組みの名称なんです。
ライトセンサスというのは、
夜間に自動車で低速で走行しながら、両側をライトで照射し、発見したエゾシカを数える調査です。
光で照らすと動物の目は光るので夜間に行います。
エゾシカの頭数調査って、こういった地道でアナログな調査数も、その他の調査方法と合わせて「推定生息数」を発表してるんですね
北海道では、毎年10月下旬〜11月上旬に「同時間」「同地域」で一斉に調査を行っています。
今年も夜な夜な指定地域で調査を行っていました。
夜の白い貝殻の道や宗谷丘陵で、暗闇にキラッと光る野生動物の目や雄鹿の角などを瞬時に確認し計測していく。
これを数メートル置きに記録を残し区域ごとに集計していく
なんとも地味な作業です。
稚内では「鹿と衝突して車を廃車にしました。」という話しが日常茶飯事ですよね(^_^;)
困ったものです。
エゾシカって、どうしてこうも当たり屋なんですかね?
わざわざ飛び出てきたり、こちらの進行方向に入りこんで来たりとどうしたものか…
稚内ではかなり困り物のこのエゾシカですが、遠くから見てるぶんにはとってもかわいい野生動物
ササや草を食べる牧歌的な風景やのんびりお昼寝してるところも平和で和みますよね。
でも、このエゾシカの生息数をキチンと調整していかないと4年で一気に2倍になるらしいです。
放っておけばそのまま倍々で増えてしまうんですかね
人間社会にとってこれは困ったものです。
農作物への被害や交通被害、列車被害なども合わせると今年はすでに64億円を超えるとか
動物愛護も大切なことですが、こういった野生動物の調査や調整もとても大事なことなんですね。